今日は昼過ぎから名城大学経済学部の2、3年生が来館されました。25名のみなさんは常設展示を見学後、初めての糸繰り体験に挑戦。大学で日本の近代化を学ぶ中、学生たちは実際に蚕や生糸に触れたことが無いので是非夏休みを使って校外学習を行いたかったと助教の蓑輪明子先生。
糸繰りの作業が軌道に乗り出したころ、何名かコメントをいただきました。
A君:繭は見た感じで中々変化がわかりにくい。真っ白に繰りとられたガラスコップを見ると作業の進み具合を実感できる。
Bさん:意外と長い時間かかるので腕が痛い!
C君:蚕のことを今まで知らなかったので、新しい知識になった。
D君:子供のころ、桑の実を食べたことがあるかもしれない。
蓑輪先生:今日は蚕を実際に観察したり糸を吐く営繭、そして生糸をとる繰糸を体験できて良かった。学生たちは知識としてあったが、実際に見たり触れたりすることで造詣を深められた。夏休みが終わって大学で勉強したら、しっかりと身につくだろう。
短い時間でしたが、大学生にも常設展を活用していただけスタッフは光栄でした。取材へ快くご協力いただき感謝しております。今後も常設展活用の輪が広がりますように。(竹内レポ)