上伊那の養蚕業を発展させた組合製糸「龍水社」の歴史遺産である自動繰糸機、生糸検査機器などを中心に古い蚕具類、糸繰り器や機織り道具などを展示しています。また、蚕の巨大模型や様々な品種の繭、生理・生態に関する成果のパネル展示、年間を通して飼育中の蚕を見ることができます。
4月~11月 9:00~17:00(展示室最終受付16:30)
12月~3月 9:00~16:30(展示室最終受付16:00)
12月~3月 9:00~16:30(展示室最終受付16:00)
駒ヶ根市の養蚕の歴史
当地域は長野県の南部に位置し、冬季の寒さは厳しいが降雪は少なく、内陸性気候の比較的温暖なところです。高い山々に囲まれ、傾斜地が多く、平坦地は少ないため稲作よりも畑作が多くあり、古くから桑が栽培され、蚕が飼われてきました。農家の7〜8割近くが養蚕を行っていたところで、一時期には長野県全域の蚕繭量の約1割を生産していました。