特別展示

第14回特別展「愛の懸け橋 サンフランシスコ・ゴールデンゲート万国博覧会と日米生糸貿易

 開催期間 
平成19年4月28日(土)〜6月10日(日)

2006年6月にカリフォルニア州立大学Ina Satuki教授が来館され、ご母堂静子さんの貴重な遺品である着物、ドレスなどの寄贈を受けました。

ご母堂静子さんは1939~40年(昭和14,15年)に開催された、サンフランシスコGolden gate International Exposition(金門万国博覧会)に派遣され、多条繰糸機の実演・説明を担当されました。万博の日本館は大変な好評であったことが当時の新聞記事でも窺われます。
滞米中に日系2世のIna氏と愛を育まれ、万博閉会後1941年に渡米、めでたく華燭の典を挙げられました。しかしお二人は不運にも同年12月(昭和16年)の太平洋戦争の戦渦に巻き込まれ、1942年2月16日に滞米20万の日系人は強制的に収容所に収容され、日米戦争が終焉するまでの4年間を過酷で不当な収容所生活を余儀なくされました。
Ina教授はその収容所で出生されました。その後、ご母堂静子さんのご遺品の中に過酷な収容所の生活状況が記された日記と共に、故郷日本と米国の狭間に立ち、二つの祖国のいずれを選ぶか、最愛の子供の将来、生活のことなど、苦悩とお二人の強い愛情に裏打ちされた信頼感にあふれた心情を書き綴った手紙の数々が残されていました。Ina教授はこれらの資料を基にしてドキュメンタリー映画「From a Silk Cocoon」を作成発表されました。

当ミュージアムはIna教授の協力の下にサンフランシスコのgolden gate international exposition への出展参加の状況ならびに当時の日本の社会情勢、養蚕・製糸業の状況を調査した成果と Ina教授製作のドキュメンタリー映画を上映します。日本政府、軍部が国際協調政策に失政し、戦争への危機をはらむ政局の厳しい状況下に、アメリカが企画した万国博覧会に参加決定。蚕糸業界は輸出の拡大と継続を願った生糸・絹製品の実演、展示は米国の参観者に大好評を得、平和を希求する真摯な姿勢が窺われます。また上記のIna教授製作のドキュメンタリー映画は、不辜の庶民が意思に反して不法にも戦渦に巻き込まれることの不条理さと共に、平和の大切さ、国際協調が平和を維持するのにいかに重要かを示されています。

特別展の様子

 共催 

駒ヶ根市立博物館

 後援 
駒ヶ根市教育委員会・駒ヶ根市文化財団

図録の紹介

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休館日 水曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始

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