特別展示

第21回特別展「裂織作家 野中ひろみ秀作展 ~過ぎし時と未来を綴って~

 開催期間 
平成21年7月30日(木)〜8月25日(火)

裂織作家 野中ひろみさんは、1947(昭和22)年 長野県伊那市で出生されました。京都の短大でインテリアデザインを学んだのち、桐生、八王子で絹織物の手法を研鑚され、着尺、帯などを制作されていました。ある折、お祖母さんの遺品の中から裂織の帯を見つけ、翻然新たな制作意欲に目覚められ、1989年伊那市に工房「織音舎」を開設。現在は原村へ工房を移し裂織作品の制作に情熱を傾倒されています。
1999年には第6回長野県染織作家展にて作品「十六夜」で大賞を受賞され、それ以後出品された各作品展で毎年入選。特に日本現代工芸美術展に8年連続入選の偉業を遂げられ、2006年には現代工芸賞受賞、2007年からは本会員として無審査出品となられています。2002年にはイタリア美術賞展に入選、さらに同年日展に初入選後、5年連続入選されています。この様な輝かしい経歴をお持ちの野中さんは「信州さきおり会」を主催する信州裂織作家の第一人者であります。自然に親しみ、自然現象の心象をテーマとして制作され、自然の表現に種々の素材を大胆に織り込み、鮮明で華麗な色彩と精細な構成は素晴らしく、タペストリーとしての装飾性を超えた芸術のジャンルに入り込んだ、繊維のアート、手織りの絵画、自然創造の美の世界に誘われます。(岩下名誉館長)

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