開催期間
平成14年10月12日(土)〜11月30日(月)
カイコは絹物質の生産のために、クワの葉から栄養分を吸収して、絹タンパク質と絹糸腺の細胞で合成します。
絹糸腺細胞はどのような構造をしているだろうか?絹タンパク質を合成するための遺伝子情報を出している核の構造は他の器官の細胞核と違うのだろうか?液状の絹タンパク質を吐き出して繭を作り出す吐糸管はどのような構造をしているのか?栄養を吸収する消化器官、空気中の酸素を呼吸して炭酸ガスを吐き出す呼吸器官、子孫を作る生殖器官などは他の生物と違うだろうか?
カイコは卵→幼虫→営繭→蛹→成虫(蛾)→交尾→産卵の一生を約20から25日の幼虫の期間だけクワを食べて成長します。主としこの幼虫の時代に昆虫、原生動物、カビ、バクテリア、ウイルスなどの多くの外敵の攻撃を受けます。血液中に侵入したバクテリアや原生動物に対抗して血球はどのようにして立ち向かうだろうか?ウイルスに感染された細胞はどのように変化するだろうか?などなど細胞や組織の構造を光学、電子顕微鏡写真で紹介します。
科学に興味のある方、小、中、高校、大学生で生物学に興味のある皆さんには必見の生物写真です。(岩下名誉館長)
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