6月7日に皆様方へ配蚕したお蚕さんは、盛食期を迎え、ワサワサと音をたてて桑を食べていると思います。
一回に与える桑の量や、除沙で出る糞や食べ残しの枝なども多くなり作業も大変となっていることでしょう。
さて、この時期を越すとカイコは繭作りとなります。そのカイコを熟蚕(じゅくさん)と言い、その熟蚕を蔟(まぶし)に移すことを上蔟(じょうぞく)作業と言います。熟蚕の見極め方のコツをお教えします。
6月7日の配蚕の時に配ったプリントにも記述しましたが再掲します。
・体全体が透明になる。
・体の大きさが少し縮む。
・糞が柔らかくなる。
・カイコが飼育道具から這い出してくる。
以上ですが、これに加えて体重測定もしてみてください。1頭のカイコの体重が4.5グラムを超え、5グラム位になると熟蚕は近いです。熟蚕となったカイコは体内の絹糸腺(けんしせん)で絹糸のもとになるフィブロインを盛んにつくるようになります。その代謝によって体内の水分が排出されます。そのため、体重は5グラムから減少するようになります。体重減少が始まったらカイコを蔟に移動して良いです。10頭くらいのカイコを乗せて計量し、平均を求めましょう。一部のカイコが熟蚕となったら半日後には大半が熟蚕となります。
早い一部のカイコは14日夕方には熟蚕になるでしょう。温度が低かった場合は1日ほど遅れます。15日以降の桑の給桑量は予備の桑を与えてください。温度が低く推移したお宅では上蔟が16日頃になります。その影響で桑が不足する場合は一度連絡をして、ミュージアムへ取りに来てください。収穫してストックしている桑もありますのでお分け可能です。











